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[SOC]stylesense012

更新日:2022年6月29日

前回[今を生きる]で紹介したSOCについて追記する。

首尾一貫感覚(Sense of Coherence)とは、アーロン・アントノフスキーが提唱する“ストレスに柔軟に対応できる能力”のこと。

1回目の大病(急性リンパ性白血病)を生き延びて寛解に至り、病気であったことも忘れて、新たな稼業を求めて模索していた頃、精神科医の知り合いがSNSで紹介していたのがアントノフスキー氏の『健康の謎を解く』。

同じ疾病を発症しても、個人によって原因も経過も予後異なる(準無菌室の大部屋で知り合い、連絡を取り合っていた人のほとんどが亡くなった)ことに意味を感じていた。病気ではなく“健康の謎”という点に注目し、本を手に入れて読んだ。

ナチスの強制収容所などの過酷な試練を生き延びた女性たちの健康状態を調査する中で見出された[健康生成論](何が人を健康にするのか)に基づく内容だが、学術書なので頁のほとんどがデータの統計と分析に費やされている。

言わんとすることはザックリと掴めたが、その感覚を見極めるには至らなかった。ネット上に数多くある[SOCストレス対処能力測定表]の13の質問に答え、数値(13〜91)を弾き出す中でワタシなりに把握した3つの感覚が前回記した…

[処理可能感]=なんとかなるさぁ

[把握可能感]=まあこれもアリか

[有意味感]=これも修行のうち

…である。

SOCは[ストレスを成長の糧とする能力]と言われるように、個体意識によって唐突にもたらされる不条理な試練を糧とする、これからの世を生き残っていく上で最も有効かつ重要な術だといえよう。

果たしてワタシの中で3つの感覚はどのようにして醸成されたのだろうか?

一に冒険心、二に好奇心、そして三に畏敬の念、である。

一と二が旺盛であれば、未知のものを恐れない。それは罹患の場合でも、同じことだ。

気力と体力がある20代のうちに、新天地を求めて旅するも良し、違う環境の職場に勤めるも良し。


今回も読んでくれてありがとう。

コメントや質問を頂けるとなお嬉しい。

ではまた(^.^)b


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