[サバイバー]stylesense016
- あおひこ
- 2022年7月7日
- 読了時間: 2分
ヒトはそんなに簡単には変わらない。だからこそ、自分探しや自己啓発を目的とした、新興宗教まがいの商売が世の中には氾濫している。
ワタシの趣味である行も、所詮はその延長線上にある[自己肥大]に過ぎないのかも…との疑念が頭をもたげ始めたころ、日本を飛び出して暮らし始めたパリで子どもを授かった。
悩んだ挙句、日本に舞い戻る。子どもの成長に伴い保育や教育の大切さを痛感して、その後は教育運動に邁進する。
足掛け18年間、稼業もそっちのけで運動にのめり込み過ぎた結果、今度はカラダが音を上げた。
2012年の11月末に緊急入院した。疾病名は急性リンパし性白血病(ALL)で原因は不明。
救急車で運び込まれる途中で意識を失い、目覚めたのは準無菌室運ばれるベッドの上。すでに3日経っていた。
これまでとは違った意識状態、ワタシ(自我)は未だ完全にはカラダに戻り切っていない。ベッド上空1m位に漂い、カラダから少し離れて見下ろしているように感じた。
西洋医学に対する不信感は10歳の時に芽生え、上京してからも歯医者以外で病院に厄介になることはなく、風邪をひいてもひたすら眠って熱を出し切り1週間ほどで元気になっていた。
そんなこれまでの信条も一旦は脇に(上に)置いといて、抗がん剤治療を受け入れることにした。まな板の上の鯉。
家族や周りの人に散々迷惑や心配をかけたので、ここは一つ素直に従おうと心した。
そして9カ月後に寛解した。
これが一度目のALLサバイバーの話し。
(222日間に及ぶ無菌室での闘病記[稜線を歩く]はもう一つのカテゴリーで連載開始)
今回も読んでくれてありがとう。
コメントや質問を頂けるとなお嬉しい。
ではまた(^.^)b

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