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[ヨーガの秘技]stylesense002

更新日:2022年7月7日

前回の[本卦還り]に付けた画の中のkörper(独)とはカラダ(体)のことであり、Geist(独)とはそのカラダに宿るワタシ(自我)のことである。

そして上の赤い枠があの世(天界)、下の青い枠がこの世(地上界)を示している。

両親から受け継いだカラダに、あの世から下りてきたワタシが入り込んでこの世に生まれ出て、しばらくこの世を謳歌した後、カラダから抜け出たワタシはまたあの世へと還って行く。

さて本日のお題[ヨーガの秘技]。インドのヨーガは、カラダとココロ(魂)の浄化を通じて、この世にいる間にあの世とつながることを究極の目的とした、宗教的行法である。

80年代後半に下北沢界隈のフラワーチルドレン(ラブ&ピースのヒッピー)の間で流行ったのが、ヨーガの秘技とされていた[飲尿療法]。本来はカラダを整えつつ、食事療法などをやった上で行うが、取り敢えず消化管をキレイにすることで、適正体重になり代謝率が上がる。

朝起きがけの一杯(ツワモノは出た分全部をジョッキに注ぐ)を毎日飲む。もちろん自分のオシッコを。他人のものを飲むのは別の行為になってしまう。

「朝一杯のおしっこから」という本に書いてあった効用の一つに「動物と話ができるようになる」という件があり、それに惹かれて翌朝から始めた。

変化は1カ月後に訪れる。いつものように朝一杯ひっかけて軽い朝食を取り、人と会うために電車に乗った。すると、下腹部に突然激しいうねりが生じて、一刻の猶予もない緊急事態に見舞われた。慌てて次の駅で降り、トイレへと駆け込む。間一髪で難を逃れた。その後、出かける日は早目に起きて事を済まし、日々の便りが来てから家を出るようになった。

           (つづく)



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