[不安と温和]stylesense021
- あおひこ
- 2022年7月15日
- 読了時間: 2分
[穴]の取り扱い方の違いで、物事への対処が180度違ってくるのは、これはもう世の常という他ない。
[穴]を埋めなければならない“不安”として捉え、それ以上は向き合おうとしなければ、自分を守る事で精一杯になる。
外交ではなく防衛・武装・先制攻撃へとひた走る、免疫力を高めるのではなくワクチンを打って他者の行動を規制する、再生可能なエネルギーの技術開発を怠り夏の電力が足らなくなるとばかり原発を再稼働する、生命保険をかけて貯蓄・資産運用をして老後に備える…これらすべての根源(衝動)を辿れば“不安”に端を発する。まあ、別の面から捉えるならば[不安]につけ込み、お金を稼ごうとしたり、権力を手にしようとする輩がいるとも言えるが。
一方で[穴]を未開の領域、ワタシの可能性を切り開く扉と捉え、自分以外のヒトにも同じように固定観念を持たずに向き合おうとするならば、温和で穏やかな人物となれる。
黒澤明の『どですかでん』に出てくる「たんばさん」(名優:渡辺篤)のイメージだ。
実に当たり前のことではあるが、そのヒトが積み重ねてきた[経験]がそのヒトを形成していくので、若い身空ではそう簡単に“温和”の境地には至らない(ワタシもまだまだ)。
体験と違って[経験]は準備することも計画することもできず、思いもよらない形で遭遇してしまうものであり、それにどう向き合うかは本人次第であるのだから、同じ状況に置かれても、同じように身になるとも限らない。
要はやはり[穴]である。今後ますます大きくなるから、無視することは難しくなっていくだろう。今までのようには誤魔化せない(埋まらない)から、今からでもしっかりと[穴]に向き合おう。
今回も読んでくれてありがとう。
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ではまた(^.^)b

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