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[思考回路②]stylesense027

2つめに手にした思考回路が、身体論とも言える『野口整体』である。

[哲学的身体論]でも触れたように結婚した相手が腰を痛めていて、その治療に来てくれていた友人を通じて知った。

野口整体では[活元運動](健康回復のための動きを促す体操法)が有名だが、茶の湯の世界でいう裏千家のような本部とは別の活動をする『身体科学研究所』(旧:整体法研究所)に所属するその友人が開いた道場で学んだ。

その実践は、新たな身体観を通じて人間の行動と精神、文化や社会活動を変革していこうとするもの。

実は創始者である野口晴哉氏は、昭和初期に隆盛を誇った、心魂霊を分けることなく幅広い療術を行っていた霊術家の一人。その後、戦争に向けて邁進する政府の締め付けが宗教家だけでなく霊術家にも及んだ。その中で戦後まで形を変えて生き残ったのが、野口晴哉の整体と桜沢如一の健康道(現:マクロビオティック)だった。

日本の霊術界は、明治時代から西洋の神智学協会とも繋がりがあったようだ。

かくしてアラサーの頃は、気功やヨガ、古神道に整体と東洋的なアプローチでワタシ変革を突き詰めていた。

その後、我が身を襲う病魔を克服することができたのは、家族や友人の支えはもちろんのこと、この時期に培われたカラダの礎があってこそだと今更ながら思う。

一応、身体論と銘打ってはいるが、ココロとカラダを統括的にワタシ(霊)がコントロールする術を日常的な動き・働きを極める中から掴んでいく。

…とはいうものの、夢中になると10年くらいは熱心に突き詰めるが、生涯貫くというよりは、次なる新たな道へと向かう性質がワタシの場合は強い。

娘の成長と共に保育や教育に関心を抱くようになる中、3人目の賢人との出会いが待ち受けていた。

                つづく

今回も読んでくれてありがとう。

コメントなど頂けると尚嬉しい。

ではまた(^.^)b


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