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[ちいさな生命]猫額畠居間亀日記その4

更新日:2022年7月30日

再び[猫額畠]のお話。

庭には窓を開けてすぐの場所にコンポストを置いている。台所で溜まった生ゴミをその中に投入するのだが、ある日の午後蓋を開けると…中に成虫のアシナガバチがいた!

一瞬なぜそこに?と思ったが、夏の時期は腐敗が早いので生ゴミの上から庭の土を振りかけておく。おそらくその土の中に卵か幼虫が混じっていたのだろう。

それにせよ、昨日まで姿は無かったので、わずか一晩で羽化したということになる。単に気づかなかっただけかもしれないが、生ゴミと土にまみれた中で蠢くハチくんに「閉じ込めてしまって申し訳ない」と手を合わせた。

中々外に出ないので、生ゴミ容器で掬って生い茂った草に放った。うまく葉っぱを掴んだハチくんは、その脚を使って全身を、特に翅の部分を熱心に擦って、身綺麗にしていた。

しばらくして翅を開いたり閉じたりしていたが、ジャンプしつつ少しだけ羽ばたきをして別の葉っぱへと映った。どうやらまだ翔ぶ練習が必要なようだ。

ふと、今日は早めに生ゴミを移してよかったと思った。いつもなら、もっと満杯になるまで溜めてからコンポストに入れるので、下手したら2〜3日間もハチくんを閉じ込めることになって…悲しい想像はやめておこう。

 

今回も読んでくれてありがとう。

コメントや質問を頂けると尚嬉しい。  

この次はまた感情表現の話(^.^)b


 

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